ナルニの町の発見、その城塞の影に咲いた古い風景
ナルニは疑いなく、
ウンブリア全州で一番魅力的で印象深い町の一つである。 町の基盤に、ナルニが各時代に果たした役割
の証しになるローマ、中世、ルネッサンス時代の驚嘆すべき建造物が融合し組み込まれている。 町が最高に繁栄したのは中世前期、法王が
アヴィニオンに逃避していた時で、その領土は
リエティの近辺まで達し、広大な領地を統治していた。 数々の宮殿や教会の美しさは、観光客の目に輝くばかりの姿を見せつつ、現在もなお往時の栄華を証明している。 見るべき場所も多く、それぞれに歴史を秘めた物語をもっている。 多くの著名人や芸術家がナルニに住み、彼らの作品の多くを残していった。
町は典型的な中世の町、
ネラ川に刻み込まれた狭い渓谷の上に建っている。 その後部は、
エジディオ・アルボルノツ枢機卿が強力な防衛用の構造で建造させ、1378年に完成した、壮大な城塞で守られている。 それは当時の称賛すべき要塞の典型で、ほぼ確実に
マッテーオ・ガッタポーネの設計と見られている。 彼は高名な建築家で、ウンブリア、特に、
グッビオ、
スポレート、
ペルージャで活躍した。 要塞は典型的な四角形、高い塔や溝、二重の城壁が備えられ、風景に明確な輪郭を与え、象徴的に過去の町のあり方を映し出している。 地元の自治を統治し押さえつけていた城塞は、本来の目的からやっと解放され、時と共にナルニのパノラマの一部となり、その全域の優しい守護神となっている。
今日ナルニは観光客にとって、建築物や通り、博物館、特徴ある小道そして古い広場などが示すように、美術や歴史、文化に満ちた町である。 ナルニには平凡な物や価値の下がったものはない。 何を見てもそれらはあるべき場所にあり、何層にも重なった町と様々な建築様式が対立せずに共生し、素晴らしく調和している巨大なモニュメントを賛美する感覚をかき立てる。
Text and images contained on this page and related linked pages are protected by copyright laws, unauthorized copying is strictly prohibited.