アッシジにおける精神の芸術と芸術の精神
アッシジの二つの改革
サン・フランチェスコの精神とジョットの芸術
アッシジ では精神の芸術と芸術の精神が、人間が想像する最高の結び付きとして交差している。 二つの偉大な改革的なメッセージは、人間の魂を、それまで達した事のない高みに押し上げた。 最初の改革は
サン・フランチェスコの生まれた時期、正確には第二の誕生の時に遡る。 貧しい人の中でもっとも貧しく、謙虚な人の中でもっとも謙虚に、最後の人の中でなお最後に自らを律して、すべての富みを放棄し一番下の者に使えるという最高の抵抗をした時である。 アッシジで2回目の改革が突然現れるのは、経験の浅い有望な画家が、造形規範の流れを覆す画法を定着させつつ、その天才を大いに示して世界中を驚かせた時だ。 アッシジの上部教会の装飾作業場に、チマブエの工房からジョットという一人の若者が呼ばれた。 ヴァサ-リは、ジョットが、完全なる精神を持つ例として万人が認めるサン・フランチェスコを、適確に表現しえた唯一の画家ではないかと書いている。 異なった分野で彼等は同じ戦いを戦った。 フランチェスコが創造物を神の栄光と力の印として賛美したとすれば、ジョットはそれらの輝きすべてを、鈍い思考力では想像がつかないようなものを、目にはっきりと見える形に描き出した。
旅行のクリップボード
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