聖女が亡くなった日、5月22日はサンタ・リータの祭りに捧げられている。 祭りは夜明けから始まり、信者が最初のミサに参加するよう鐘が鳴らされる。 その時間には既に、祭りに参加する人々がイタリア中から集まっており、歴史行列を待つ人でカッシャの通りや広場は埋めつくされている。 宗教行列は祭りの頂点で、時代衣装を付けた100人あまりの人がカッシャの史跡地区の通り、聖女の生涯のゆかりの場所を練り歩く。 宗教行列の両脇は群集であふれているが、彼等は静かにそれを見守り、キリスト教者にもっとも称えられている英雄に対する心からの信仰心を表している。
宗教行列はサンタ・リータの聖域の前、大聖堂前の広場で終了する。 そこでは信者が、聖女のシンボルであるバラを、祝福を受けられるよう空高く掲げている。
とても印象的で陽気な信仰心満ちた雰囲気は、祭りに参加する為、数日前からカッシャや周辺に集まる巨大な群衆によって一層増加される。
それは毎年、同じ感動と密度をもって繰り返される、世界中の信者達にもっとも近しいイコンの一人に向けられた、もっとも純粋で自然発生的表現なのである。
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